「潰瘍性大腸炎」と「クローン病」に代表される炎症性腸疾患(IBD)は、腸に慢性的な炎症が起こる病気です。かつては欧米に多い病気でしたが、日本でも患者さんが年々増加しています。10代後半から30代の比較的若い世代に多くみられますが、最近では高齢での発症も増加しています。IBDの原因が不明で、完全に治す治療法は確立していません。そのため、潰瘍性大腸炎もクローン病も、厚生労働省により難病と指定されています。しかし、適切な治療によって寛解(活動性が落ち着いた状態)を維持することで、病気のない方と同じような生活を送ることが可能です。
炎症性腸疾患(IBD)専門外来
