大腸ポリープは、大腸の粘膜にできる「いぼ」のようなできものです。放置するとがん化する恐れがあるため、早期発見と早期治療が大切です。ただし、ポリープの種類によって治療が必要な場合と経過観察でよい場合があります。腫瘍性ポリープ(将来がんになる可能性があるタイプ)の多くは腺腫です。この腺腫は「前がん病変」とされており、放置すると時間をかけて大腸がんへと進行します。この腺腫の段階で切除することが、大腸がんの効果的な予防法となります。(まれに最初からがんとして発生するパターンもあります。)非腫瘍性ポリープ(がんになる可能性が極めて低いタイプ)のポリープは、過形成性、炎症性、過誤腫性などに分類されます。ポリープが大きくなって何らかの症状がある場合を除くと、切除を必要としないことがほとんどです。当院では、東北大学病院と連携しながら、炎症性腸疾患(IBD)の診療や若い方の大腸カメラ検査にも力を入れています。安心して日帰りで大腸ポリープ切除を受けられる体制も整えています。がん検診や健康診断の便潜血検査、年齢、何らかのおなかの症状などきっかけに、一度は大腸カメラ検査を受けてみませんか?
日帰りポリープ切除
